多種多様なストレスにあふれている現代。ストレスの克服は健やかな暮らしにとって不可欠な要素です。そのためには、まずストレスの度合いを正確に知る事が必要です。血清チオレドキシン値はC型肝炎、エイズなどの感染症や自己免疫疾患、慢性心不全など酸化ストレスに晒された病気で高くなることが明らかになっています。さらに体液中のチオレドキシン値は精神的なストレスを含む様々な種類のストレスで上昇することも明らかになりつつあります。RBS は、ストレスマーカーであるチオレドキシンの生体内発現量を迅速かつ精密に測定する技術や測定キットの開発に取り組んでいます。さらに体内のストレスをモニタリングできるストレス計測システムの構築や、携帯ストレスセンサーの開発にも取り組む予定です。

■疾患における血清チオレドキシン値
血清チオレドキシン値は慢性心不全で上昇する Ｃ型肝炎ではインターフェロンによる治療効果を予知できる

■測定原理	■マイクロチップの作成